ニュージーランドの中でブルゴーニュに最も自然環境が近いと言われるセントラル・オタゴにあるワイナリー。ニュージーランド屈指のシェフであるピーター・ゴードン、レストランの共同経営者のマイケル・マクグラス、ワインメーカーのミシェル・リチャードソン、投資家のスティーブン・カズンズの4人がそれぞれの優れた感覚と人脈を駆使し、すばらしいワインを造りあげています。とくにピノ・ノワールは、ジャーナリストで最初に“マスター・オヴ・ワイン”の称号を得たワインライター界のクイーン、ジャンシス・ロビンソン女史が《世界のベスト新鋭ワイン9本》の1本に選んだほどの逸品。初ヴィンテージは2004年ながら、すでに風格さえ感じさせるワイナリーです。
NZフード・シーンを牽引するスターシェフ ピーター・ゴードン
ワイタキ・ブレイズのオーナーの一人であるピーター・ゴードンは、“フュージョン・キュイジーヌの父”と称される世界的に有名なシェフ。数々の賞を受賞し料理本も出版、世界各国のレストランのコンサルタントを務めています。現在は自らが運営に係わるレストラン「プロヴィドアーズ」があるロンドンを主な拠点としていますが、ニュージーランド国内の「ダインbyピーター・ゴードン」のプロデュースもしています。「ダイン」はニュージーランドの食材とフュージョンの手法を最大限に活かした先駆的な存在として高く評価されています。
ワイタキのワインは葡萄の栽培から醸造にいたるまでとことん品質にこだわっています。それはピーター・ゴードンが考える“ワインと料理との調和”へのこだわりでもあります。調和とは、ワインと料理とが互いを高めあうような関係であることであり、彼はワイン造りに携わると同時に、そのワインの真髄を引き出すための料理を提供することでその理想の関係を実現しているのです。ワイタキ・ブレイズのホームページにはそれぞれのワインごとに「MATCHING RECIPES BY PETER GORDON」という項目があり、そのワインに合った料理のオリジナルレシピが詳しく紹介されています。どれも美味しそうで、ワイタキのワインとのマッチングを試してみたくなります。
http://www.waitakibraids.co.nz/
ワイン業界でも話題のプレミアム・ワイン
ワイタキ・ブレイズはワイタキ・バレーのブドウ裁培地域の中心に8.2ヘクタールのブドウ園を所有しています。 ワイタキ川の斜面に直面し北に位置しているこの場所は、石灰岩質の土壌であること、気候的に植物の生育期が長いこと、地形的に霜のリスクが低いことなどから、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、リースリングやシャルドネなどの生産に適しています。ワインメーカーのミシェル・リチャードソンはチャンピオン・ワインメーカーの経歴を持ち、《リチャードソン・ワインズ》という自身の名前を冠したワインの生産もしています。葡萄が不作の年にはワインを造らないという徹底ぶりで、生産量もかぎられているため、ワイタキ・ブレイズのワインは、ピーター・ゴードンのレストランと現地での販売の他はロンドンとニューヨークのいくつかのレストランでしか味わうことのできない、プレミアム・ワインとなっています。
映画『約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語』のイメージ・ワインに
19世紀のフランス、ブルゴーニュ地方を舞台に、最高のヴィンテージワイン造りに人生を捧げたワイン醸造家の姿を描いた『約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語』。映画監督のニキ・カーロはこの映画に必要な要素として、醸造家のワイン造りに対する情熱、ビジョン、忍耐、そして謙虚さを持ち合わせるワイナリーを世界中で探します。そして見つけたのがニュージーランドのワイタキ・ブレイズ。彼らのワインに対する情熱をそのままスクリーンに表現しています。ニキ・カーロ監督来日記念レセプションパーティではワイタキ・ブレイズのワインがふるまわれ、好評を博しました。