URLAR/アーラー

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urlar_people「URLAR」はゲール語(古アイルランド語)で“大地”を意味する言葉。オーナーのアンガス・トムソンはスコットランドで5代続く農家の出身です。二人の祖父は両方ともウィスキーの醸造をしていました。アンガスが家族と共にニュージーランドへ移住したのは2004年。ワイナリーの設立と、Kiwi式(ニュージーランド式)ライフ・スタイルを求めての移住でした。
ワインメーカーのガイ・マッカスターはリンカーン大学で葡萄栽培とワイン醸造の修士号を取得後、世界中のヴィンテージで経験を積んだ人物。ピノ・ノアールで有名な《エスカープメント・ヴィンヤード》でアシスタントとして働いていたことがあるガイのワイン造り哲学は“畑”重視。醸造においては最低限の調整にポイントをしぼって行います。

バイオダイナミック農法を採用

urlar_hornワイナリーはマーティンボローで有名なワイン地域グラッドストーンにあります。31ヘクタールの土地でバイオ・ダイナミック農法によって葡萄を栽培、同敷地内にある醸造所でワインを造っています。
初ヴィンテージは2007年で約3000ケースを生産、2012年までに15,000ケースの生産を目指しています。植えられている葡萄の木は94,000本、その内訳はソーヴィニョン・ブランが40%、リースリングが2%、ピノ・グリが8%、ピノ・ノワールが45%です。
葡萄園では牛を飼い、その糞を肥料として利用しています。おもしろいのは“角(つの)”も肥料に使うこと。牛の角は牛糞とともに堆肥に混ぜ、冬の数か月間地面の下にそれを埋めることでとてもよい肥料になるのです。

地球環境にも配慮したワイン造り

urlar_factoryアーラーでは化学肥料や殺虫剤を一切使用していないのはもちろん、あらゆる工程で徹底したエコに取り組んでいます。収穫後、処理された葡萄のヘタや皮は畑に戻され肥料になります。利用した水は濾過されワイナリー周辺の1500本以上の自生樹木を潤しています。
使われる段ボールやプラスティック箱、ガラスはリサイクル製品を使用。また、トラクターの使用頻度を軽減してCO2排出の削減をしたり、ソーラーパネルや最先端の温度管理システムを導入することで節電に積極的に取り組むなど、地球環境に配慮したワイン造りを行っています。

このワイナリーのワイン

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