理想のレストラン

There are no rules, is my rule.

文法的に正しいかどうかわからないのだけれど、
規則がないことが規則というこの言葉が好きです。

私が嫌いなものは、マニュアルと規則。
（これは私の個人的な嗜好です）

生活のいろいろな部分でno rulesでいたいと思っています。

昔、通っていた高校はとても名門だったのですが、
私の1年前から総合選抜制度になり、
高校格差を是正されて普通の高校になりました。

それまで、校則がなかった高校でしたから、
髪型自由、制服以外のコート、靴は自由で素敵な先輩方は
のびのびとしていました。
のびのびとしていたにも関わらず、一流大学に入学していくわけです。

後輩である私たちは、その自由な校風だけを引き継いで
やるべきことはやらず（勉強ね）成績はどんどん落ち、
街では知らないおばさんやおじさんたちに
「○○高校も落ちたもんよ」とすれ違いさまによく言われたものです。
（偏見もありますが・・・）

やがて、高校側は、指定のコートを決め（ダサい）、
様々な校則を作り、生徒達をコントロールしはじめました。

自由でいるためには、やるべきことををこなせる能力がないといけないんだ・・・
高校生の私は、校舎のある坂を下りながら、ダサい指定コートを眺めながら、
格差をなくす総合選抜制度を恨みました。

きちんとやるべきことをすれば、自由でいられるのだと。

元町ワイン＆キッチン　クリュはそんなレストランでありたいと思っていました。

だから、
わんこもにゃんこもOK😊
お子様もOK😊
煙草もok😊

お断りすることはありませんでした。
マナーと思いやりをもっていれば、皆が楽しく一緒にご飯を食べることができます。

ドックカフェではないので、
ドックカフェとはうたいませんでした。
キッズレストランではないので、大々的にはいいませんでした。

営業していた1年半の間、
とても素敵なわんちゃん、ねこちゃんたちと飼い主さんたちばかりでした。
きちんとシートを持って来て、座らせます。
多少吠えるのは仕方ないですが、ほとんどじっとしています。
やるべきことがこなせるわんこたちです。

お子様たちもいい子達でした。
騒ぐ事なく、最後までテーブルでご飯を美味しく食べれる子達ばかりでした。

元町のわんこたちと飼い主さんたちは本当に品がいいので、
他の飲食店さんももっとオープンにしていただければと思います。
テラス席では夏は暑いですし、冬は寒いので、中にいれてください。

煙草を吸われる方も、そばにお子様がいらっしゃる場合や、
店が混んでいる場合は、自らおそとで吸われていました。

私は、元町のお客様を観ているのがとても好きです。
幸せな時間でした。

11月６日から12日まで毎日朝９時から11時まで朝ご飯だけしています。
お散歩の途中におたちよりください。

ランチとディナーを1人でこなし始めてからはカラダには負担でしたが、
ココロは本当に幸せ。
元町のはずれの奥まった場所にあるのに、素敵なお客様がやってきてくれます。

たくさんの幸せをお客様にいただいています。本当にありがとうございます。