自然派ワインとは
オーガニックワイン、ビオワイン、無農薬ワイン、無添加ワイン…。
自然派ワインは様々な呼ばれ方があり、その定義も様々です。
私たちクリュが販売するワインは、葡萄を栽培する土地に化学肥料などを使わず、成長時期に農薬をなるべく使わず、ボトリングの際の酸化防止剤を極力少なく使用したワインです。
そういうワインを私たちは自然派ワインと呼んでいます。
自然派ワインはおいしい?
どんなワインにもそれぞれの魅力があります。
しかし私たちがおいしいと感じたワインは、たまたま農薬を使わず、酸化防止剤を使用していないワインだったのです。
農薬を使わずに作物を育てるということは、虫や病気との闘いになります。それ相応の情熱と労力が必要とされるのです。
だからこそ造り手の「気持ち」が入ったワインは素晴らしいパワーを発揮してくれるのではないでしょうか?
無農薬、有機だから選んだのではなく、関わる人々の愛と努力がおいしさにつながっているワインを私たちは選んでいます。
自然派の定義
自然派ワインの定義は国によって表現や方法が異なり、こだわり方も醸造家によっても違っていて、簡単に説明することはできません。
私たちがアメリカから輸入しているワインの一部は、サスティナブル・アグリカルチャー(環境保全型農業)といわれるもの。
農業を人間本位で行うのではなく、地球上のすべての生き物と環境のことを考えて行う農業です。
土と葡萄の力を感じて
自然派ワインの畑は土が生きています。
その土地のテロワール(=土壌、風土)を尊重し、自然の特徴を壊さないよう気を配っているからです。
その生きた土で育った葡萄には計り知れない生命力があります。
それはワインにとってポテンシャルとなり、私たちの体に元気を与えてくれます。
良いワインを飲んだ瞬間、何よりも体が喜ぶのを感じてください。ワインのブーケ、アロマを感じ、のどを通り過ぎていき、体にワインが浸透していく…。その至福を五感で堪能してください。
ワインが大好きです。
私はワインを開けるとき、必ずその葡萄のこと、土のこと、風や光のこと、醸造した人のことなどを思い浮かべます。それは1本のワインができあがるまでに様々な人や環境が関わり合っていることを知ったからです。大量生産されたもにはない個々のワインにあるストーリーを楽しみながら、感謝しながら、グラスに注ぎます。変化していくワインを楽しむ時間は貴重です。本当に力のある葡萄からできたワインは、その表情を変えながらいつまでも私たちを愉しませてくれるのです。